信州読書会 書評と備忘録

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2013年07月25日

縛られたプロメーテウス アイスキュロス 岩波文庫

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★あらすじ
天界から火を盗み出して人間に与えた
プロメーテウスはゼウスの怒りをかい、
岩山に縛りつけられる。


ゼウスに恋情うけたために牝牛に変身させられたイーオーがたまたま通りかかって、
プロメーテウスを岩に縛りつけられているのを発見し、
彼女の末裔こそが、ゼウスの王位を奪うと予言を与えられる。


プロメーテウスはその予言のために
さらにゼウスの逆鱗に触れ、岩山とともに冥界に沈む。


知性と勇気を兼ね備えたプロメーテウスの反逆の物語。


愚かな人類を救うべく、岩山に縛りつけられる恥辱に甘んずる
プロメーテウスだが、権力に徹底的に反抗し、口達者で、皮肉屋で
マッチョな立川談志みたいなキャラクター。好感が持てる。


悲劇のヒロイン、イーオーは醜い牝牛の姿で、うだうだ悩みつづける。


ゼウスのガキの使い、ヘルメスはチンピラばりにプロメーテウスを脅迫する。


プロメーテウスの叔父にあたるオーケアノスは、彼を諭すが、
叔父に塁が及ぶのを懼れてプロメーテウスは彼を追い返す。


オーケアノスの娘、コロスはなかなかコケットリーで
プロメーテウスに同情して、話しをききたい一心で
付きまとったゆえに一緒に彼と冥界に沈む。


登場人物の性格がしっかりしていて、楽しい。
ギリシア悲劇侮るべからずと、心に刻んだ作品。短いしお薦め。


縛られたプロメーテウス (岩波文庫 赤104-3)



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posted by 信州読書会 宮澤 at 09:08| Comment(0) | TrackBack(0) | ギリシア古典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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