信州読書会 書評と備忘録

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2013年06月15日

くまのプーさん「クリストファー・ロビンを探せ!」


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3歳の姪っ子が、不機嫌だったので、借りてきてみせてみた。
しかし、難しかったらしく最後まで観てくれなかった。
もったいないので私が全部観ておいた。確かに3歳児には難解である。
一緒に借りてきたアンパンマンは食い入るように観ていたのに・・・である。



・くまのプーさんについて

ディズニーアニメなのだが、ディズニーがキャラクター権利使用のライセンスを得て
年間くまのプーさんだけで30〜60億ドル売り上げているらしい。

ちなみに、くまのプーさん営業部長の売上は、
なんと!! ミッキー、ミニー、ドナルドダック、グーフィー、プルート
各キャラクターの営業利益を合計したものに匹敵するという。
この売上に匹敵するライバル社の営業はキティちゃんだそうだ。
おそるべし、キティ営業部長。



原作はイギリスで、原作者ミルンの息子クリストファーロビンの大事にしていた
くまのぬいぐるみからこの「くまのプーさん」は生まれたそうである。

以上の情報はWIKIに詳しいのでそっちを読んでほしい。
かなり詳しく書かれていてへぇ〜だった。版権をめぐる泥沼の訴訟とか・・・。



そんなことよりも、うちの姪っ子がくまのプーさんより
アンパンマンのほうが好きなことに、いろいろ考えさせられた。
なによりも姪がショックを受けたのはプーさんの声が、
吹き替えも原語も完全に「おっさんの声」であることだ。これは、まずいと思う。
「プーさんてこんな声なの?」とがっかりしたように姪っ子に詰め寄られて、
夢を壊してしまったような罪悪感をおぼえた。

・くまのプーさんの世界
原作はイギリスで、舞台の100エーカー森もサセックス州の森がモデルだが
ディズニーによってアメリカ化されたことで、
アニメの舞台は完全にアメリカ南部になっている。
よって、ほとんどフォークナーのヨクナパトーファサーガと
同じような前近代的な世界にされている。

要するにくまのプーさんをはじめとする動物キャラクターが、開拓民みたいにされている。
というか、ほんとは、ほとんど黒人農奴みたいな感じにされていて、レイシズムの匂いがぷんぷんする。

森の描き方がほとんどフォークナーの世界である。
あと、イーヨーというロバが出てくるのだが、
これはアイスキュロスの『縛られたプロメテウス』の
牝牛イーオーからパクったんじゃねえかという発見があった。



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posted by 信州読書会 宮澤 at 14:49| Comment(0) | 洋画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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