信州読書会 書評と備忘録

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2013年06月15日

美しさと哀しみと

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川端康成の『美しさと哀しみと 』を原作とした
シャーロット・ランプリング主演の1985年のフランス映画。
この時期のシャーロット・ランプリングは、
大島渚監督の『マックス・モン・アムール 』という
オランウータン主演の映画に出たり
元ボクサーミッキーローク主演の『エンゼル・ハート 』に出たりと
迷走の度合いを深めていた。
デビュー作からずっとそのフィルモグラフィーは、
ファンを裏切りつづけている。つれない人だ。

この映画を観て、シャーロット・ランプリングは、結局
芸術ポルノ映画で脱ぎっぷりのいい脇役以外の
なにものかであったのか? と思わざるを得なかった。

『美しさと哀しみと』のビデオも
『エマニエル夫人』の隣に並んでいた。

彼女は、最近のインタビューによると
一度も整形手術を受けたことがないそうである。

1985年の時点で、彼女の美貌には、もうすでに老いが、充分侵食しているが
なんと、その顔が直木賞作家の石田衣良にそっくりである。
そんなことを発見した自分に対して、私は激しい自己嫌悪に陥った。
整形して、似ないようにするのが礼儀というものだ。もちろん石田衣良のほうが・・・。

内容は、川端康成の原作そのまま。忠実ともいえる。
でも、結局のところ、この作品の監督、ジョイ・フルーリーは、
シャーロット・ランプリングがミリアム・ルーセルの腋毛を
剃毛するシーンを撮りたかっただけなのだと思う。

そういう間違った製作動機は嫌いじゃないが、やはり観るに耐えない。
ちなみにこの監督はこの作品一本で消えた。芸術の国フランスらしい厳しさである。



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ラベル:川端康成
posted by 信州読書会 宮澤 at 14:48| Comment(0) | 洋画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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