信州読書会 書評と備忘録

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2013年06月15日

『内村鑑三』 正宗白鳥 日本の文学11 中央公論社


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日本の文学〈第11〉正宗白鳥 (1968年)何処へ 微光 光秀と紹巴 今年の秋 牛部屋の臭い 内村鑑三 自然主義盛衰史 他



井伏鱒二の『風貌|姿勢』という本に『正宗さん』という、
正宗白鳥に関するゴシップを羅列したエッセイがある。

正宗白鳥の揮毫した書は、すべて「鳥」の字が「烏」(カラス)に
なっているという話がある。志賀直哉も「哉」の字のタスキを
わざとかけなかったらしい。完全無欠を誇示するのではなく、
謙譲の気持ちを保とうとする精神から発したものらしい。

まったく、頭の下がる心がけである。このエッセイとも評論ともつかない、いかにも正宗白鳥らしい本は、
内村鑑三の姿を、いつまでも心の中でたどるようないじましさにあふれている。

そして、内村の思い出を語ることが、彼の孤独な青春時代を回顧になっている。



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posted by 信州読書会 宮澤 at 14:42| Comment(0) | 日本文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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