信州読書会 書評と備忘録

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2013年06月15日

『東光金蘭帖』 今東光 中公文庫



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文壇交遊録としては、かなり面白い。消えてしまった作家の貴重な逸話多数。
中公文庫の復刊シリーズ。ただ、文庫のくせに1300円もする。


尾崎士郎の章で、名前を伏せて
福本イズムで有名な福本和夫を罵倒している。
それも唐突に。いったいなんだったのだろう。不思議。


福本和夫は、ルカーチと交友のあった変な日本人で、一緒に記念撮影もしている。
最近、リバイバルして著作集や研究書などが出ている。
自伝なんか読むと、いい加減な人で結構面白い。

福田和也が、週刊新潮の連載において『アドルノ伝』の新刊書評しながら
ルカーチが、『魔の山』のナフタのモデルであったことにふれていて、
へえ〜〜と唸ってしまった。だとすると、ルカーチって気持ち悪かったんだと思う。

今東光が、正宗白鳥を嫌っているのが意外だった。
まあ、川端康成の『文芸時評』を読むと
川端も相当に正宗白鳥を嫌っているのがわかる。


東光金蘭帖 (中公文庫 (R・21))



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タグ:今東光
posted by 信州読書会 宮澤 at 14:41| Comment(0) | 日本文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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