信州読書会 書評と備忘録

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2013年06月15日

アメリカン・ハードコア



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ニルヴァーナのカート・コバーンの伝記『病んだ魂』において綴られている
アメリカのハードコアシーンに、いまだに払拭しきれない興味があり観た。

自分自身のことを書けば、高校時代、当時はまだ面白かったMTV経由で
ニルヴァーナを頂点とするオルタナティブロックのムーブメントに触れて傾倒し、
『病んだ魂』やニルヴァーナのCDのライナナーツから得た知識から、
80年代ハードコアシーンのCDをぽつぽつと買いはじめた経緯がある。


ただ、大学に入ると映画や小説(それも三島由紀夫)にもっぱらの関心がシフトしたので
ハードコア自体には、それほど関心は無くなってしまった。
よってそんなに詳しくならないうちに、そんなに聴かなくなってしまった。


まあ、グレン・グールドがクラシック評論家の一面を持つように
カート・コバーンには、ハードコア評論家みたいな側面があり、
かなり偏見に満ちたハイセンスで、愛情の深い批評活動を断片的にだが、していた。
一方、商業主義的なロックには、えげつない罵声を浴びせるので、
その部分に、どうしようもなく影響されてしまった恥ずかしい思い出がある。

そういうわけで、それ以前は、プリンスやガンズやエアロスミスを聴いていたが、
それらのCDを友人にただであげてしまうくらいに急進的にのめり込んだ。
ただ、そういうのを聴いている連中を心底軽蔑し始めたことは、始末が悪い。


そのくらいに、ハードコアへのめり込み方が、半端ではなく、
ほとんど思想的感化ともいえるくらいであったことである。
極左活動にのめり込むくらいの勢いであったことは確か。
そのくらいに政治意識というか若気の至りからくる憤りを
煽り立てるなにかが、ハードコアにはあると思うし、
ハードコアに出逢ってなかったら、自分なんかはもしかしたら


しょうもないアニメおたくとか、コミケの通う同人とかになって萌えていたと思う。
そういう意味で感謝している。(なんの感謝かはよくわからない)

ハードコアやオルタナが唯一絶対の審美的価値基準になりえたというのが
90年代の日本の状況であったということは強ち誇張ではないはずである。(ここは独断)

カートは、ブラック・フラッグのロゴを腕にタトゥーするほど好きで、ニルヴァーナの楽曲の特徴を
『ブラック・サバスとブラック・フラッグに犯されたナックとベイシティーローラーズ』
と、これまたわけのわからない譬えで形容している。

大宮のアルシェという駅ビルの5階にハードコアロック専門店があり、
そこで、ブラック・フラッグの『ダメージド』を購入した思い出がある。



格差社会が露骨になった80年代前半のレーガン時代に揺籃した
アメリカのインディーズハードコアシーンを
関係者の証言と当時の貴重なライブフィルムで回顧したドキュメント映画。
いろいろ思い出して、なんだか感想が書きづらい。

前置きを書いているうちに熱い思いがこみあげてきて、
長くなってしまったので、感想は改めて書きたい。


アメリカン・ハードコア [DVD]



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posted by 信州読書会 宮澤 at 14:31| Comment(0) | 洋画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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