信州読書会 書評と備忘録

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2013年06月15日

父帰る・屋上の狂人 菊池寛 新潮文庫

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父帰る/屋上の狂人 (新潮文庫 草 28-2)


★「父帰る」あらすじ
20年前に妻子を捨てて出奔した父が、旅芸人を廃業して帰ってきた。
自殺まで企てた昔を忘れたかのように喜び迎える母。
しかし、一家の辛苦をなめ弟妹を育ててきた長男賢一郎は父を拒み喧嘩になる。


★「屋上の狂人」あらすじ
屋根の上に登りたがる白痴の長男を見かねて、
父は、巫女に頼んでお祓いをしてもらう。
巫女は、狐を追い出すために煙でいぶせというので、
みんなで長男をいぶしていると、帰宅した次男がそれを見咎める。
次男は、巫女を蹴り倒し、兄を守ろうとする



★感想
菊池寛は、一幕物の民衆劇を多数制作している。
アイルランド劇の影響が大きいそうだ。


肉親の情を描いていて泣ける。要するに芸能。
無駄な饒舌が一切ない。
簡素であるだけに劇的効果が上がる戯曲の好例。


情緒に訴えるために方言が駆使されている。



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posted by 信州読書会 宮澤 at 13:56| Comment(0) | 戯曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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