信州読書会 書評と備忘録

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2013年06月13日

死霊の恋・ポンペイ夜話 ゴーチエ 岩波文庫

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★『死霊の恋』あらすじ
田舎司祭ロミュオーは、貴族相手の遊女クラリモンドに逢い一目惚れする。
クラリモンドが彼を誘惑しるので、叶わぬ恋に煩悶する。
貴族との大饗宴の果てにクラリモンドが死に、
ロミュオーは彼女の葬儀を執り行なうことになる。
死んだ彼女に我慢できずに接吻すると、彼女は一瞬甦る。
その後、毎晩クラリモンドはロミュオーの夢に現われ、


夢の中で、ふたりはヴェネチアに城を構え、豪奢狂乱の日々を過ごす。
あまりの刺激に夢と現実の境が曖昧になった頃、クラリモンドが瀕死の状態に陥る。
しかし、彼女はロミュオーの血を吸うと生気を取り戻す。



かくして、夢の中でちょくちょく生き血を吸われはじめたロミュオーは、困惑し憔悴する。
様子を見かねた師のセラピオンが、ロミュオーとともに彼女の墓を暴くと、
棺桶の中に死後間もないままの完全な姿のクラリモンドがいた。


聖水で除霊すると、クラリモンドは二度と夢に現われなくなる、




★感想
司祭の一人称の告白小説。吸血鬼もののホラー小説の古典。
バルザック、ボードレールも激賞した名文だそうだ。
まあ、翻訳で読んでいるので、そうなのか・・・と私は嘆息しただけである。



確か、法学部の学生時代の三島由紀夫が、仏文の授業に潜り込み、
講義の後に教授にゴーチエみたいな小説が書きたいんです、と熱っぽく訴えたことを、
青春時代の恥ずかしい思い出として書いていた記憶がある。


ロマンティックで耽美的な作品だと思う。読みやすい。
ゴーチエは、画家を志していたということで、
作品も文飾重視、造形美術のように小説を書いたそうだ。


死霊の恋・ポンペイ夜話 他三篇 (岩波文庫)



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posted by 信州読書会 宮澤 at 12:53| Comment(0) | フランス文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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