信州読書会 書評と備忘録

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2013年06月13日

いやいやながら医者にされ モリエール 岩波文庫

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★あらすじ
金持ちのジェロンドの娘であるリュサンドは
レアンドルという恋人がいるにもかかわらず、
彼に財産がないため、父から気のすすまぬ縁談を押し付けられる。


その縁談を破談にするため彼女は病気を装って唖になる。
ジェロンドは、娘の病気を治すために医者を探すが成果がはかばかしくない。




樵のスガナレルは、怠け者で働かないため女房のマルチーヌから
文句をいわれて、逆上し女房を棒で叩く。



名医を探すジェロンドの召使に出合ったマルチーヌは
棒で叩いた夫への仕返しにスガナレルを医者と偽り連れて行かせる。


いやいやながら医者にされたスガナレルは、リュサンドの事情を知り
レアンドルを薬剤師と偽ってリュアサンドのベッドまで連れて行き口を利かせる。



彼女の病気を治したスガナレルがジェロンドに感謝される合間に
リュサンドはレアンドルと駆け落ちしてしまう。



事情を知ったジェロンドは怒ってスガナレルをしばり首にしようとする。
すると、レアンドルが現われて叔父の遺産を相続したので正式に結婚を申し出る。
ジェロンドが娘との結婚を許してハッピーエンド。



★感想
『人間ぎらい 』の興行成績が落ち目になったので挽回すべく発表された作品。
モリエールとしては時間をかけて書いた戯曲だそうだが、作りは軽い。
岩波文庫で最近復刊された。



スガナレルが、リュサンドの乳母の胸にさわろうとしたり、
抱きつこうとしたり、甘口浣腸(なんだそれは?)を勧めたりと下ネタ満載。


当時の観客の期待の地平にそって書かれたエログロ喜劇である。
一晩で日本円にして200万円の興行収入があれば、大成功だったらしい。



ベルクソンの『笑い 』(林達夫訳)は、主にモリエールの喜劇論であり、
実はそれを読みたいがために私はモリエールを読んでいる。
そこそこ笑えるし、一時間で読み終わるものばかりなのが良い。それだけ。


いやいやながら医者にされ (岩波文庫 赤 512-5)








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ラベル:モリエール
posted by 信州読書会 宮澤 at 11:59| Comment(0) | 戯曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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